奥山 博史(税理士)

税務お役立ち情報

工事原価の労務費と人件費の違い|どちらに入れるかで損金になる時期が変わる

建設業の決算では、現場で働く人にかかった費用を工事原価の労務費とするか、販管費の人件費とするかで、損金になる事業年度が変わります。法人税法第22条第3項は両者を別の号に置いており、工事原価に集計された労務費はその工事の収益が立つ期まで資産に残ります。分類の考え方と配賦の基準を整理します。
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外注費と給与の判定基準|税務調査で見られる4つの物差しと否認されたときの負担を税理士が解説

一人親方や協力会社への支払いを外注費とするか給与とするかは、建設業をはじめ多くの会社で税務調査の論点になります。否認されると消費税の仕入税額控除が認められず、源泉所得税も追徴されます。消費税法基本通達1-1-1が定める4つの判定事項を軸に、契約書ではなく実態で何を見られるのかを整理します。
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貯蔵品とは?消耗品との違い・期末の振替と、切手や収入印紙で消費税がずれる理由

貯蔵品は、まだ使っていない消耗品を期末に資産として残しておくための勘定です。税務上は棚卸資産に区分され、原則は消費した日の損金ですが、一定のものは継続適用を条件に取得時の損金にできます。さらに切手と収入印紙は消費税の扱いが独特で、購入した時点では仕入税額控除の対象になりません。
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棚卸資産の評価損が認められない場合とは?税務で損金にできる3つの事実と、会計の切下げとの違い・申告での加算を税理士が解説

在庫の評価損は、法人税では原則として損金になりません。認められるのは災害による損傷・著しい陳腐化・破損や型崩れなど特別の事実があり決算で計上したときだけで、物価変動や過剰生産による値下がりは不可。会計の切下げとの違い、申告での加算、低価法、仕訳を税理士が解説します。
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未成工事支出金とは?仕訳の流れを1つの工事で追う|仕掛品との違い・期末に残す額・消費税を税理士が解説

未成工事支出金は、まだ引き渡していない工事の原価(材料費・労務費・外注費・経費)を資産として残す建設業の勘定科目で、中身は仕掛品と同じです。着手金から引渡しまで1件の工事の仕訳を通しで示し、期末に残す額の決め方、足場など仮設材料の扱い、消費税の時期を通達で整理します。
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貸倒引当金とは?損金にできる法人の条件・繰入限度額の計算・別表と洗替まで税理士が解説

貸倒引当金は「売掛金があれば誰でも積める」ものではありません。法人税法第52条により、損金算入が認められる法人は資本金1億円以下の普通法人などに限定されています。適用できる法人の条件、個別評価と一括評価の区分、貸倒実績率と法定繰入率の計算、損金経理と別表への記載、翌期の洗替までを条文にもとづいて整理します。
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交際費と会議費の違い|「1人1万円以下」と会議費は別のルール・保存書類まで税理士が解説

交際費と会議費の線引きは、税務調査で必ず見られるところです。よく言われる「1人1万円以下なら会議費」は正確ではなく、1人当たり1万円以下の飲食費の除外と、会議費の除外は、租税特別措置法施行令の別々の規定です。両者の違い、判定の順番、除外を受けるために保存が必要な5項目を、条文と国税庁の資料にもとづいて整理します。
税務お役立ち情報

未払金と未払費用の違いは「継続的な役務提供かどうか」|判定手順と決算での注意点

未払金と未払費用は、どちらも「まだ払っていない」負債ですが、企業会計原則では明確に区別することとされています。分かれ目は「一定の契約に従って継続的に役務の提供を受けているか」です。勘定科目の選び方、期間の経過分だけを計上する理由、税務の債務確定基準との関係、決算で間違えやすい点を、原文と条文にもとづいて整理します。
税務お役立ち情報

棚卸資産の評価方法とは?届出をしないと最終仕入原価法になる|期限と変更手続きを解説

棚卸資産の評価方法は、期末の在庫金額を通じてその期の利益に直結します。選べる評価方法(原価法6つ・低価法6つ)、届出をしなかった場合に適用される最終仕入原価法、届出の期限、一度決めた方法を変更するときの手続きを、国税庁の資料と条文にもとづいて整理します。
相続・相続税

名義預金とは?相続税の税務調査で指摘されないための考え方を税理士が解説

名義預金は、相続税の税務調査で最も指摘されやすいものの一つです。家族名義の預金が亡くなった方の財産として扱われるのはなぜか、判断を分けるポイント、調査で実際に見られるところ、指摘を受けないための備え方を解説します。