顧問税理士の変更タイミングと乗り換え手順|失敗しない進め方を解説

顧問税理士・経理
税理士 奥山博史

この記事は 税理士 奥山博史(東京税理士会 豊島支部・税理士登録番号 第66047号)が監修しています。
奥山税務会計事務所(東京都豊島区南池袋/池袋駅徒歩8分)

「今の税理士に不満はあるが、変えるのは大変そう」と感じて、そのままにしている経営者の方は少なくありません。実際には、手順とタイミングを押さえれば、顧問税理士の変更はそれほど難しいものではありません。ここでは、乗り換えを検討する際のポイントを整理します。

税理士を変更したくなる主な理由

  • 連絡や対応が遅い、質問しても回答が来ない
  • 記帳のチェックだけで、節税や経営のアドバイスがない
  • 顧問料が業務量に見合っていないと感じる
  • 担当者との相性が合わない
  • 事業が拡大し、今の事務所の体制では手が足りない

いずれも、我慢し続けるより早めに見直したほうが結果的にプラスになることが多い項目です。

変更に適したタイミング

もっとも引き継ぎがスムーズなのは、決算・申告が終わった直後です。1事業年度分の処理が区切りよく完了しているため、新しい税理士も期の途中から引き継ぐより把握がしやすくなります。逆に、決算期の直前や確定申告の繁忙期の直前は避けたほうが無難です。引き継ぎが間に合わず、申告に支障が出るおそれがあります。

変更の手順

  1. 新しい税理士を先に決める:空白期間を作らないため、現在の税理士に解約を伝える前に、次の依頼先を決めておきます。
  2. 契約内容と解約予告期間を確認する:顧問契約には「解約は1〜3か月前までに通知」といった予告期間が定められている場合があります。契約書を確認しておきます。
  3. 現在の税理士に解約を伝える:予告期間に沿って、書面やメールなど記録が残る形で伝えるとトラブルになりにくくなります。
  4. 預けた資料を返してもらう:申告書の控え、総勘定元帳、決算書、各種届出の控えなどを返却してもらいます。会計データ(クラウド会計や会計ソフトのデータ)の移行も忘れずに確認します。
  5. 新しい税理士へ引き継ぐ:過去の申告書や帳簿を渡し、現状を共有します。

トラブルを避けるためのポイント

変更でつまずきやすいのが、資料の返却とデータの引き継ぎです。何を預けているかを事前にリスト化し、返却漏れがないか確認しましょう。クラウド会計を使っている場合は、アカウントの権限移行やデータのエクスポートについても新旧両方の税理士と段取りを確認しておくと安心です。

まとめ

税理士の変更は、決算後のタイミングで、次の依頼先を決めてから進めれば大きな支障なく行えます。今の顧問に感じている不満は、多くの場合ほかの事務所に相談することで解消できます。奥山税務会計事務所でも、他事務所からの切り替えのご相談を承っています。

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※本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、2026年7月時点の税制・法令に基づいて作成しています。税制は改正される場合があり、また個別の取り扱いは状況により異なります。実際の判断にあたっては、税理士等の専門家にご相談ください。

監修者プロフィール
税理士 奥山博史

奥山 博史(おくやま ひろし)/税理士
東京税理士会 豊島支部・税理士登録番号 第66047号
昭和32年生まれ。東洋大学経済学部卒業。平成元年に奥山税務会計事務所(東京都豊島区南池袋)を開業。会社設立・法人/個人の税務顧問・相続まで、池袋を拠点に幅広く手がける。

この記事は 税理士 奥山博史(東京税理士会 豊島支部・登録番号 第66047号) が監修しています。

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